[説明 このリーフレットはA4横 3つ折りです。
肺がんに関するリーフレットです。 説明終わり]

テキスト凡例
1 必要と思われる見出しを追加しました。見出しの前に◎を付けています。
2 イラストは【 】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
テキスト凡例おわり

【イラスト】
イメージキャラクター ほほ笑むトントン
【イラスト終わり】

正しく知ろう肺がん

科学技術コミュニケーション推進事業機関連携推進事業・ネットワーク形成型「継続的なワークショップ運営による情報弱者向けがん情報ツールの作成と普及」事業班
提案期間:国立がん研究センター
参加機関:堺市 堺市健康福祉プラザ 大阪労災病院 堺市立総合医療センター 慶応大学ほか
2016年4月1日作成

◎肺がんとは・・・
肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因でがん化したものです。
肺がんは進行するにつれてまわりの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。

【イラスト】
肺内部(右肺、左肺それぞれの上葉、中葉、下葉、主気管支)、横隔(心臓、気管、食道などがある部分)の絵が書かれています
肺門部《はいもんぶ》:太い気管支が細かく分かれ、肺に入っていくあたり(肺の中心部)
肺野部《はいやぶ》:肺門部の先の肺の抹消部分
国立がん研究センターがん情報サービス がんの冊子「肺がん」より引用
【イラストおわり】 

〔肺がんの特徴〕
肺がんは喫煙との関係が非常に深く、たばこを吸わない人でも発症することがあります。周囲に流れるたばこの煙を吸う受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。
一般的な症状としては、なかなか治りにくい咳(せき)、血痰(けったん)、胸痛、呼吸時のぜーぜー音(喘鳴:ぜいめい)、息切れ、声のかれ(嗄声:させい)などですが、これらは必ず肺がんに特有のものではありません。
また、症状がほとんどない場合が多く、胸部レントゲンやCT検査で発見される事もあります。
〔肺がんの治療〕
肺がんの治療は、肺がんの分類(非小細胞肺がんと小細胞肺がん)と病期(ステージ)に基づいて治療法が決まりますが、がんのある場所、全身の状態、年齢、心臓や肺の機能なども総合的に検討して治療法(手術、放射線治療、薬物療法)を選択します。
※さらに知りたい場合は下記の資料をご参照下さい
ブックリスト(西図書館選定)まちライブラリープラザひといき・堺市立図書館でご利用いただけます

◎肺がんってどんな病気
○『肺がん』第2版 国立がん研究センターがん対策情報センター 2012年3月
国立がん研究センターがん対策情報センター発行の小冊子。受診から診断、治療、経過観察への流れをまとめたもの。上記ホームページからは墨字版と音声版が無料でダウンロードできる。また、堺市立健康福祉プラザ内、視覚・聴覚障害者センターには点字版もある。
○『よくわかる肺がんQ&A 患者さんのためのガイドブック』第4版 西日本がん研究機構/編集 金原出版 2014年11月
肺がん家族のさまざまな疑問・質問や不安に、Q&A形式で答えたガイドブック。診断から、治療方針の決定、治療内容、緩和医療、療養生活のアドバイスまで、専門医が根拠のある情報に基づいて解説。

◎肺がんの治療について
○『患者必携 がんになったら手に取るガイド 普及新版』国立がん研究センターがん対策情報センター/編著 学研メディカル秀潤社 2015年10月
がんの診断や治療、療養生活で問題や不安が生じたときに必要とされる情報をまとめたガイドブック。がん対策情報センターのホームページからは墨字版と音声版(旧版)が無料でダウンロードできるほか、電子書籍が利用できる。堺市立健康福祉プラザ内、視覚・聴覚障害者センターには点字版もある。
○『肺がんの最新治療(よくわかる最新医学)』坪井 正博/著 主婦の友社 2013年2月
患者本人が自分の病状を理解し治療法を選択するために、肺がんという病気について、検査・診断、手術・放射線・抗がん剤治療から術後のケアや退院後の生活対策まで、できるだけわかりやすく解説。
○『最先端治療肺がん(国立がん中央病院がん攻略シリーズ)』国立がん研究センター中央病院呼吸器内科/編著 法研 2016年1月
肺がんの基礎知識に加え、国立がん研究センター中央病院で実施されている最先端の薬物治療を中心に、分子標的薬、有望な免疫治療法、血管新生阻害薬など、新しい治療への試みとその現状を紹介。
○『名医が語る最新・最良の治療 肺がん あなたに合ったベストな治療法が必ず見つかる!!』光冨 徹哉/ほか著 法研 2012年3月
肺がんについて、治療方針の決定と治療法選択に必要な検査、手術療法、放射線療法、化学療法などを説明。堺市立図書館のホームページからは電子書籍も利用できる。

◎肺がんの闘病記
○『掴みとるいのち』樋口 強/著 春陽堂書店 2011年10月
肺小細胞がんの術後、全国のがん患者とその家族に向けて「いのちに感謝の落語独演会」を開催している著者が、希望と勇気のメッセージを綴る。第10回の独演会の一部をライブ録音したCD付。
まちライブラリープラザひといき:堺市堺区旭ヶ丘中町4-3-1 堺市立健康福祉プラザ4階 TEL 072-275-5027 FAX 072-243-2222
堺市立西図書館:堺市西区鳳南町4-444-1 TEL 072-271-2032 http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/ 

◎ウェブサイト
○国立がん研究センターがん情報サービス
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html
各種のがんについて、がんとの向き合い方、診断・治療方法、緩和ケアについて、病院検索など、さまざまな情報を調べることができます。
○大阪府立成人病センターがん情報提供コーナー
http://osaka-gan-joho.jp/
大阪府のがん診療の状況や、がん診療拠点病院に関する情報などを紹介しています。病院の検索もできます。
○大阪がんええナビ
http://www.osaka-anavi.jp/
患者・家族・遺族と患者会支援団体、がんに関わる医療者らにより設立された、がん情報の総合的なポータルサイト。大阪府下の幅広いがん情報を配信しています。

◎がん相談支援センター
がんに関することなら、誰でも、どんなことでも相談できる、がんの相談窓口です。
○大阪労災病院
月~金曜日:8時15分~17時00分
堺市北区長曽根町1179-3
TEL:072-252-3561 FAX:072-255-8203
○堺市立総合医療センター
月~金曜日:9時00分~17時00分
堺市西区家原寺町1-1-1
TEL:072-272-1199 FAX:072-272-9911  
*手話通訳者がいます

◎がん検診をうけるには
肺がんは喫煙との関係が非常に深いがんですが、タバコを吸わない人でも発症することがあります。早期にがんを発見し、適切に治療することで、がんによる死亡のリスクを軽減できます。
堺市では、40歳以上の市民を対象に、年度に1回、胸部エックス線撮影は無料で、たんの検査対象者への「喀痰細胞診」は自己負担額400円(満65歳以上は無料)で実施しています。日程等の確認と「喀痰細胞診」の詳細・予約は各保健センターまで。障害などをお持ちで検診に不安のある場合は、ご相談ください。

堺市の保健センター
堺保健センター TEL 072-238-0123 FAX 072-227-1593
ちぬが丘保健センター TEL 072-241-6484 FAX 072-247-3201
中保健センター TEL 072-270-8100 FAX 072-270-8104
東保健センター TEL 072-287-8120 FAX 072-287-8310
西保健センター TEL 072-271-2012 FAX 072-273-3646
南保健センター TEL 072-293-1222 FAX 072-296-2822
北保健センター TEL 072-258-6600 FAX 072-258-6614
美原保健センター TEL 072-362-8681 FAX 072-362-8676